代表挨拶

代表挨拶


廃れない文化的な媒体であるレコードを後世に伝えたい ―――

当社は1994年に中古レコードの通信販売専門店「Face Records」として創業してから今年で四半世紀が過ぎました。創業当時はDOS/V機で作った手作りの紙の通販リストから、越境ECへ。現在、世界100カ国以上の国に販売させて頂いております。そして創業から25年経過し、一度はほぼ廃れたメディアのアナログレコード文化が世界中で復活し、メインストリームにはならないまでも文化として継承されたことは嬉しい限りです。

しかしなぜ今更「嵩張る邪魔者」だったはずのレコードが復活したのかを考えていると、近年、様々な研究から、「好奇心」や「五感」が刺激されると脳の扁桃体と呼ばれる部位が海馬に働きかけて「楽しいコト」として大脳に蓄積される事がわかってきたそうです。


一枚のレコードを歩いて探し回る行為が、手を真っ黒にして一枚を掘り出す行為が五感を刺激するために、そして発見した時の喜びが所有欲という欲求までも満たし、針を落として聞いた時の感動までもが非常に印象深く「楽しいもの」として脳に記憶されるのではないでしょうか。その楽しさを「脳」が意識的に求めた結果が再復活の原因であると思っております。私どもは未だパッケージメディアの可能性を信じております。そして今後も廃れない文化的な媒体であると確信しており、後世に伝えようと思っております。

FTF株式会社
代表取締役 武井進一

FTF株式会社のスローガン ―――

当社では「世界を日本贔屓にする会社」をスローガンに掲げ、微力ながら日本のファンを少しでも増やすために日々営業活動をしております。 現在、来日された外国人に日本を知ったきっかけを尋ねると、多くの方が幼少期に日本のアニメを見ていたり、最近ではYOUTUBEで日本の音楽を偶然見て興味を持たれる方も多いそうです。そして古くは、ゴッホが浮世絵に魅了されたきっかけは、日本から有田焼などの磁器を輸出した際に割れないための緩衝材として使用されていた浮世絵だったそうです。さらに、世界的に有名な浮世絵コレクターのジョー・プライス氏が蒐集を始めるきっかけになったのは、1950年代初頭にニューヨークに存在した日本の骨董店「瀬尾商店(SEO STORE)」でたまたま購入した浮世絵が「伊藤若冲」だったことが始まりだったそうです。 こういった小さなきっかけを作る場や機会を提供し、そこから日本のファンを少しでも世界に広げ、最終的に「日本贔屓」の方を増やして行く会社を目指します。